ストレスチェックコラム
「紙とWEB」ストレスチェックはどちらで行うのが良い?職場に合ったチェック方法
2018/10/12
一般企業の多くは、ストレスチェックを行うことを義務付けられているため、毎年1回はストレスチェックを行う必要があります。
ストレスチェックの方法として、紙とWEBのどちらかがあるのですが、どちらを選択する方がいいのでしょうか。
職場によって、どちらを選択すればいいのか異なるので、運用方法を悩んでしまうことも多いでしょう。
今回は、そんなストレスチェックは紙かWEB、どちらで行うのがいいのか、詳しい内容を紹介していきます。
紙とWEBでの運用方法
ストレスチェックを行う方法として、紙とWEBがありますが、それぞれどのような運用方法になるのでしょうか。
二つの運用と結果確認の方法の違いについて参考にしてみてください。
・紙の場合
チェックシートを労働者一人一人に配布し、記入後は事務局が回収します。チェックシートを集計し、プログラムを通して算出された結果をプリントして労働者に配布することで完了するのが紙媒体の運用方法です。
・WEBの場合
労働者が自らの携帯やPCで、ストレスチェックを行うWEBサイトにアクセスし、ストレスチェックを個々で行います。
入力を行った後は、プログラムで集計してくれるので、すぐに結果が反映されるのがWEB媒体での運用方法です。
紙媒体でストレスチェックを行う際のメリット・デメリット
紙を使ってストレスチェックを行う場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。どちらの運用方法がいいのか判断する上で、重要な材料として参考にしてみてください。
・メリット
紙媒体でストレスチェックを行う場合、基本的には労働者の全員が同じ条件で受検することになります。そのため、回答が偏ってしまったりすることなく、自分の意志で正しくストレスチェックを行うことが可能です。
また紙で記入する運用方法であるため、PCで入力するWEB媒体と違い、習熟度の違いで上手く回答できないといったことが防げます。
紙媒体の場合は、誰でも等しくストレスチェックを行うことができるため、回答に対する精度が高くなりやすいのが特徴です。
・デメリット
紙媒体でストレスチェックを行う場合、労働者全員の用紙を回収して、まとめる作業が必要になってきます。労働者の人数が多いほど、手間がかかるのがデメリットといえるでしょう。
また紙に記入したストレスチェックの内容を反映させてから結果が反映されるまで、結果が出てくるまで時間がかかってしまうのも難点です。
WEB媒体でストレスチェックを行う際のメリット・デメリット
WEBでストレスチェックを行う場合には、どんなメリットやデメリットが生じるのでしょうか。紙媒体と比較して、どちらの方がいいか判断材料として参考にしてみてください。
・メリット
WEB媒体でストレスチェックを行うメリットとしては、紙のように用紙を回収してデータをまとめるという手間がかからない点です。また結果も入力してすぐに反映されるので、即座に結果通知を受け取ることができます。
スピーディーにストレスチェックを行うことができるのがWEB媒体の魅力です。
・デメリット
紙媒体と違い、労働者本人がWEBにアクセスする必要があることから、同じ環境でストレスチェックを行うことができないというのがWEB媒体のデメリットです。
特にパートやアルバイトの方では、会社に専用のPCが置かれていないことがほとんどなので、個人で対応するのが難しいのも難点になります。
まとめ
ストレスチェックを紙で行うのか、WEBで行うのか、二つのメリットとデメリットを事前に把握しておき、職場に合った運用方法を実施するように心がけてください。
例えば、労働者が少ない企業では、紙媒体でも集める手間がないのでおすすめできます。しかし、大人数の企業でストレスチェックを紙媒体で行ってしまうと、膨大な紙の量になってしまい、後の処理が大変になってしまうでしょう。
職場の状況を把握した上で、行いやすいストレスチェックの運用方法を試してみてください。
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