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ストレスチェック制度の産業医の役割と高ストレス者への対応

2018/02/08

ストレスチェック制度の産業医の役割と高ストレス者への対応

ストレスチェック制度において、産業医は重要な役割を担います。ストレスチェックを実施する際に必要なのは実施者と実施事務従事者・面接指導担当医ですが、そのうち2つの役割を産業医が担当する可能性があります。ここでは、ストレスチェック制度での産業医の役割と高ストレス者への対応について見ていきましょう。

ストレスチェックの実施者

 ストレスチェックを実施する人は、医師か保健師、一定の研修を受けた看護師・精神保健福祉士と法律で決められています。実施者は複数の人が担当してもよいことから、精神科医ではない産業医が実施代表者となって外部の精神科産業医が共同実施者となることも可能です。

 ストレスチェックの実施者には、主に3つの役割があります。まず、ストレスチェックの企画や結果の評価を行うことが1つです。準備の段階から、高ストレス者を選ぶ基準やストレスの評価方法を決める必要があるため、医師として専門的な意見を述べます。ストレスチェックを行った結果、高ストレス者と判断された人に面接指導が必要かどうかを決めるのも実施者の役目です。ストレスチェックを行って単純に高ストレス者を選り分けるだけでなく、面接指導の対象となった人に本当に面接指導を行うべきかを改めて判断する必要があるというのが厚生労働省の見解で、その役割を実施者は担っています。

 実施者は、実施事務従事者に対していくつかの指示を行います。ストレスチェックの記録の作成・結果の通知・集団分析の実施が、必要な指示です。

面接指導担当医として

面接指導担当医として

 ストレスチェックの実施によって高ストレス者と判断された人は、医師による面接指導を受けることができます。このときに面接指導を行うのは、産業医が望ましいと厚生労働省から推奨されています。事業所で日頃から職場環境などを見ている医師のほうが、何かと配慮しやすいためです。

 高ストレス者への面接指導は、強制ではありません。面接指導は、あくまでも高ストレス者本人から希望があった場合のみ行われます。高ストレス者と判断されたにもかかわらず面接指導を希望しない人がいたり、ストレスチェック結果を開示したがらない状況で面接指導を希望する人がいたりするなど、ストレスチェック後には混乱が生じがちです。スムーズに面接指導の実施にこぎつけるためには、産業医の協力も必要になるでしょう。

 面接指導では具体的に医師から確認される事項があり、そのうえで医学上の指導が行われます。確認事項は、勤務状況について・心理的な負担などの状態について・その他の心身の状態についてです。労働時間や労働内容の実態が確認され、ストレスチェック結果をもとに抑うつ症状などがチェックされると、うつ病のスクリーニング検査などに移ることもあります。また、過去における健診結果や現在の生活状況などを確認して、うつ病やストレス関連疾患があるかどうかの確認も行われます。これらのことが改めて医師から確認されたうえで、医学的な保健指導と受診指導が実施されるのです。

 保健指導では、ストレスに対応する技術指導が行われます。ストレスに対する気付きとセルフケアが、主な指導内容です。受診指導は面接指導後に必要に応じて行われ、専門機関の受診をすすめられたり、医療機関の紹介をされたりします。

遠隔操作による面接指導

 医師による面接指導を希望する高ストレス者の中には、産業医と直接面接しにくい距離にいることもあります。その場合は、遠隔操作で面接指導を実施することも可能です。映像と音声の送受信ができる情報通信機器を用いての面接指導が、認められています。遠隔操作による面接指導の条件は細かく決められており、通常の面接指導より多くの配慮が必要です。

まとめ

 ストレスチェックは、平成26年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律により、ストレスチェックと面接指導の実施等を義務づける制度が創設されました。

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